バリ島は 来週3月25日 にバリ島の新年ニョピをむかえます。今年のニョピは 新型コロナウィルスの影響もあり 観光客のいない お正月になりそうです。
ニョピの日には 静寂の日の意味もあり、本来ヒンドゥ教の方々は 静かに過ごす日になっています。外出をせず瞑想や火を焚かない(24時間の断食)日になっているそうですので
全世界の状況を考えると 世界中が ニョピを過ごしているようにも 感じてしまいます。
最近のバリ島は星空もきれいで、空気が澄んでいるようにも思います。
こんな時だからこそ わかること、気付きなどもあると思いますので、今年のニュピは家で静かに過ごしていけたらと思います。
今回はバリ島のお供え物に関してのお話です。
バリ島では 日々毎日の朝と夕方に お供え物を供えます。日本でもお仏壇にお供え物をしますが、習慣は同じ感じです。毎朝と夕方に その場を聖水とドゥパ(お線香)で空気や気を清めて、安心して毎日を過ごせるように。。という習慣になっています。
お供え物や 捧げものとしての 花飾りは 南の国でも 様々な 風習があります。
バリ島のお供え物は 花の色、香り、形 などにも意味があるようです。
特に 強い香りがする花々は チュンパカ、サンダット、プルメリア(ジュプン)ミティール(マリーゴールド)、この画像の中にある緑色のお蕎麦のようなものは ダウンパンダンという 独特の香りのする葉を刻んだものです。ダウンパンダンはバリ島のお菓子の色付けや香りづけにも使われています。バニラエッセンスのような役割り?のようです。
その独特の香りのする花々が盛りだくさんのお供え物には おそらくその場を清める意味もこもっていると思います。フラワーアレンジで プルメリアやマリーゴールドを使わせていただく機会が多いのですが、その時には 花の強い香りで 酔っぱらう?みたいな感覚を覚えます。おそらく祈りの花として 利用されている意味には、人間の五感に刺激を与えるような そんな意味合いもある様に感じます。
そして この折り紙のような お供え物は 若いココナッツの葉で作った飾りです。
一つ一つの形に意味が込められていると思いますが、まだ勉強不足でわからないです。
これだけ時間をかけて作り込む=心を込めて
神様はきっと 喜んでくれると思います。
私も教わってみたことがありますが、もう謎なことが一杯で覚えられません~。
バリ島の人々のセンスと忍耐力に敬服します。
良い ニョピの日を過ごして頂けますよう。。。
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